
サポナリアはナデシコ科プランツのひとつで
カタログなどでよく紹介されるのはバッカリア
という一年系のサポナリアで、切り花でよく
出回っていますが今回ご紹介のオキモイデスは
宿根タイプのサポナリアです。
ヨーロッパを原産とする強耐寒性の宿根草で
高さ25センチくらいで横に広がりながら
かわいらしいピンクの小花をいっぱい咲かせます。
単体で大きくするのもすてきですが寄せ植えの
ポイントフラワーとして前方、側面で名脇役として
使うのもすてきです。強霜に当たり続けると伸びた
枝が痛むので完全常緑ではありませんが、低温で
染まる赤黒い葉も観賞性高く、春に向かって伸びた
枝を摘芯して分枝させておくとよりたくさんのお花を
楽しむことができます。
別称「ロックソープワート」と呼ばれ、乾燥にとても
強くロックガーデンや乾燥地に向きます。したがって
不必要な水やりは成育不良を招くので注意しましょう。
サポナリアも比較的生産量の少ない植物のひとつで
なかなかめぐり会いのないもののひとつかと思われます。
そのためなかなか花がついていないと何ものかわからず
見送られてしまう現状のようですが、花がついてくると
その花のかわいらしさゆえに多くの方に受け入れられて
いきます。
サポナリアオキモイデスをはじめ、このような類の
すてきプランツがまだまだいくつも存在しています。
このサポナリアオキモイデスがみなさんのガーデン
ライフの幅を広げていくきっかけとなればと密かに
願っています。