心々の庭/cocononiwa

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あるパターン その法則性

  『エンドウを注意深く観察して、親の特徴が
  子孫に再び表れるときに、あるパターンが
  あることに気がついた』
    ~メンデルの遺伝の法則の紹介より~

 ~1865年、この法則性が発表された当時は  
  誰からも理解されなかったという。その後
  植物だけでなく、あらゆる生物で遺伝の法則が
  成り立つことが明らかになっていく~

好きなお花からタネを採って咲かせてみたが、
全く違う花色が咲いた、またたくさんこぼれた
形跡があるのに植えた記憶のない花色が咲いて
いる、そういったことを多くの方が感じたことがある
と思う。とくにパンジー・ビオラにおいてはよくある
話だ。一昨年宿根性ビオラ『コルビネ』の採種に
成功し育苗してみたが、花色がコルビネである
ものはひとつも確認できなかった。花型はコルビネ
でありながら白だったり、白にうす紫の覆輪だったり、
丸みを帯びた花型のホワイトクリームだったり、
花色と花型は実にさまざまであり、実に不思議で
あった。

買ったタネでも花色が違うということはまれに
ありますが、可能性としては限りなく低いと
思われます。なぜなら種苗会社の準備タネは
このメンデルの遺伝の法則をもとに採取されて
いるからです。原種の自家採種なり、同原種の
交雑で確実に同じ形質が得られることがわかって
いるからです。メンデルはエンドウの深い観察
により花色や花型などの出現パターンの法則性を
見出したのです。メンデル以前にもこういった研究は
なされていたとのことですが、メンデル以前は雑種を
用いての研究だったので、結果が明瞭とならなかった
とのことです。

人の遺伝と同じで、そこに違う形の遺伝子が入って
くるとそこには古来からのいろいろな形が受け継がれて
いく。おじいちゃんの特性が、その子にではなく孫に
出るといったようなことを以前聞いたことがあるが、
これはメンデルの純粋エンドウの実験が物語って
いる。純粋紫花と純粋白花の交雑の第1代目(子、
よく目にするF1)は全て紫花、その1代目の子孫(孫)、
紫花の自家受粉および1代目紫花同士の交雑から
生まれる第2世代(孫、F2)は紫花が約75%、白花が
約25%ということである。F1・F2はもうすでに原種
ではない、これがいろいろな色・形と交雑していく
ことにより、採取したタネから優勢な違う色、違う形が
出現してくるのである。これが採種したタネから異なる
形質の花色・花型が出てくる理由である。

私のビオラ『コルビネ』がそうだったのだ、この場合は
色だけでなく、花型までもが異なっていた。ニゲラや
千鳥草、矢車菊などもこぼれて咲くものが最初に
植えた色とだんだん異なっていくというのは、ひょっと
するとこの遺伝の法則が関係しているのかもしれない。

だいぶ前の項で、原種系のエビと交雑されたエビを
同じ水槽で育てていくと最終的にどういうことになるか
というお話をしたが、やはり遺伝子の中の優位に立つ
部分がしっかり残っていくということだ。目に見えない
世界のことなので、とり播きによる生産はしっかり
データをとっていかないと、花色・花型に大きな問題を
生じてしまうということを深く心にとどめておかなければ
ならないな。




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