心々の庭/cocononiwa

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耐暑性の解釈について ~暑い夏を乗り切っていくコツ~


一般的に耐暑性は「強」「中」「弱」で示されていることが
多いものと思われますが、この解釈にあたって少し注意
しなければならないことがあります。耐寒性の項でもお話
しましたが、「強」と「中」、「中」と「弱」の間の厳密な線引きは
できないということです。耐暑性が「中」や「弱」で紹介されて
いると夏の管理には注意していくものと思われますが、「強」と
示されているとおそらく「炎天下でも大丈夫」と解釈してしまいがち
ですが、けっしてそうではなく、注意しなければならない植物も
あります。

当庭で扱っているアネモネ「バージニアナ」や「タマシャジン」が
その一例で、耐暑性は「強」だけれども日照は半日陰向きという
植物があります。那須のとある素敵な雑貨屋さんの大木下の
半日陰地で見事に群生していたアネモネ「バージニアナ」、
当庭の炎天下テストでは不生育でした。3年間枯れることは
ありませんでしたがあまり大きくならず貧弱な状態でした。
「タマシャジン」も同じく不生育でした。やはりそこにはそれなりの
問題があったからだと思っています。日照が半日陰向きでも
春と秋は日なたでも大きな問題はありませんが、夏はやはり
半日陰地でないと生育不良を招く原因になることがあるので
ご注意下さい。また、「都忘れ」など日照が一年を通して半日陰
向きとされる植物は春でも秋でも半日陰管理が可能なので、
日照の足りない半日陰地でお困りの方にはそのような植物は
好都合かと。

逆に耐暑性が「中」でも日照は日なた向きという植物もあります。
「リナム」などがその一例で、日照が足りないと花つきが悪く
なったり生育不良になることもあるのでご注意ください。
このような類の植物を夏期炎天下になる場所に植えてしまうと
宿根草であっても宿根できなくなるのでご注意下さい。

日照が日なたなら「強耐暑」という意味でもないこと、耐暑性が
「中」だからといって日照が半日陰とは限らないということを
どうか心のどこかに留めておいてください。長いサイクルで
植物の生育を捉えていくと、どこかで発生する不都合が植物の
成長を阻害し、不生育につながっていくことになります。
植物が好む条件をしっかり把握してかかることが、健全に育て、
暑い夏を乗り切っていくコツなのかと。


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